構文について--主語と述語

主語と述語の一致に留意してください。
主語を不用意に省略すると、構文にねじれが生じやすくなります。

「本論では〜を論じる」「本章では〜を考察する」などは、主語がなくてもギリギリ成立し得る構文ですが、基本的に主語の省略が可能な場合は限られています。
例えば、同じ主語を持った文章がいくつも続き、誤読のしようがないような場合は、主語の省略は可能です。
しかし、前文と当該文で主語が異なっている場合は、必ず主語を明示する必要があります。

必ず主語と述語が呼応していることを確認するよう努めてください。