Zoteroの使い方

文献書誌情報管理ソフトZoteroを使ってみましょう。

1. Zotero.org公式サイトのhome pageにアクセスしましょう。

ブラウザーはFirefoxが推奨されています。
IEやGoogle Chromeの方はFirefoxをダウンロードして下さい。

2. Zoteroのアカウントを登録しましょう。
Home page右上の角に”Register”とあるのでクリックします。
名前と仮登録メイルを受信するメイルアドレスを入力します。
登録メイルアドレスに記載されているURLをクリックして登録を完了します。
今度はHome page右上、Registerの左の”Log in”から自分のアカウントにはいりましょう。

2. PCにZoteroをダウンロードしましょう。
Zotero Home pageの右上にある”Download Now”というボタンをクリックします。
自分のOS systemに合っZoteroをダウンロードしましょう。
Web ブラウザー上のものとスタンドアローン(PC上にデータをダウンロードするのでネットにつながっていない時でもフォルダーが開けられます)があるので、スタンドアローンを選んで下さい。

3. 同期設定を確認しましょう。
Web上のZoteorとPC上のZoteroを自動同期させる設定をします。
スタンドアローンのZoteroを開きます。
メニューバーの左端Zoteroをプルダウンして環境設定を選びましょう。
メニューバーの左から2番目の「同期」を選びます。
「設定」のウィンドウに「Zotero同期サーバー」と出たらユーザー名、パスワードの下の「自動的に同期」にチェックが入っていることを確認しましょう。
環境設定を閉じます。
右上に太い緑の矢印が丸まっているのが同期(Synchronize)のアイコンです。
これをクリックすると最新の状況にアップデートされていることが確認できます。

4. 書誌情報を集めましょう。
Zoteroの画面の左上にあるフォルダーのアイコンをクリックします。
「新規コレクション」と出るので、自分で使いやすい名前をつけOKをクリックします。
CiNii, Worldcat, amazon.co.jp, amazon.comなどの画面で欲しい文献の画面を呼び出します。
URLのウィンドウの右の方に長方形のファイルのマークが出ているでしょうか。
この長方形のアイコンをクリックすると先ほど作ったフォルダーに書誌情報が落ちます。
アイコンは図書、学術論文、web page, DVDなどで少しずつ色や形が異なり、落ちる情報も異なります。

5. 参考文献リストを作りましょう。
Word文書で新規ファイルを開いておきます。
Zoteroを開いて自分のフォルダーの中でリストにいれる項目をクリックして選びましょう。
Winは左クリックで、Macはコントロールとシフトで複数選択も可能です。
項目を選んだらWinは右クリック、Macはコントロールとクリックで「選択した項目から参考文献目録を作成する」を選びます。
詳細設定のウィンドウが開きますので、引用スタイルはModern Language Association 7th editionを選んで下さい。
出力モードは「参考文献目録」出力方法は「クリップボードにコピー」* を選んでOKをクリックします。
Word文書に戻り、編集のペースト作業を行うと、クリップボードにコピーされたものが出力されます。

*RTFとして保存を選んでもかまいませんが、書式設定などはWordの方が使いやすいので、ここではコピーしてWordにペーストする方法をとっています。

Zoteroで自動的に落ちた情報に必要な項目がすべて揃っているかを確認しましょう。
名字と名前が逆になっていたり、日本語図書文献タイトルの『』がなかったり、日本語論文タイトルが「」ではなく”  “でくくられていたりすることがあります。
正式な提出時には参考文献リストの書き方を参照して体裁を整えましょう。