Skeleton を確定する

4年生5月:Skeletonを決めます
議論をどのような手順で進めるのか、つまり論文の「目次」を想像してください
何章構成で、何から扱っていくのか、各章の中はどのような節にわかれているのか、論文の骨組みを考えてみましょう

第1章 ○○○○
□□第1節 ○○○○
□□ 第2節 ○○○○
第2章 ○○○○
□□第1節 ○○○○
□□第2節 ○○○○
□□ 第3節 ○○○○
・・・・
といったように、大きな論点を章のタイトルに織り込んで、その裏付けを各節で展開するようにしてください
メリハリをつけるために、最初に章のタイトルをnoun phraseで考えましょう
名詞句に納めることで、pointがはっきりしてきます
次に細かい各節の見出しを考えましょう これもnoun phraseで考えます
具体的な内容を詰めていきましょう
何をどう議論するか、そのためにはどのような論拠が必要か、箇条書きでかまいませんから、書き出して、確認しましょう
このようにしてできる章立ては、論文の骨格=skeleton、見取り図のようなものです
論文の構成がひとめでわかるように準備しましょう

Skeleton提案の際には以下の項目を明記して下さい。

  1. 論文タイトル 
  2. Theme 研究テーマ
  3. Thesis Statement  肯定文一文でこの論文で何を証明するかを言います     (以下TSと略します)
  4. Skeleton
    まず箇条書きで論文の目次を示してください 章だけでもかまいません
    序章と結論はあることが大前提なので見出しは不要です
    TSの証明は「結論」部に持ち越さず本論で完結させます

    第一章 見出し
    □□第一節 見出し
    □□第二節 見出し
    第二章 見出し
    第三章

その後文章で、各章各節で何を論じて行くのか説明してください
第一章では ・・・を論じる。第二章では ・・・を比較する。など
序章、結論で述べるべきことは手続き上決まっているので、ここでは省略します。

5. 研究対象の説明
自分のThesis Statementに沿って自分が研究対象としている作品(= 1次資料)や事象を自分の言葉で説明してください。

6. 研究の目的
このthemeを考え、TSを証明することで見えてくるものは何かを報告します。つまりtheme、TSよりもう一次元高い、より広い視野で見えてくるものを言います。

7. 先行研究の概要
読了したすべての先行研究について以下の項目を記します
i 先行研究の書誌情報
ii  自分のテーマに沿った見出しをつくる
iii 上記見出しに沿った先行研究のまとめ
iv 先行研究についての自身のコメント

8.研究の方法とその実践
Thesis Statementを証明するために、どのような論点をどの文献を用いて検証して行くのかできる限り具体的に記して下さい。
これが論文構成、skeletonに反映されているはずです。
研究の実践として、成果を報告してください。

9.リサーチの進捗状況
上であげた方法について、どこまで実践できているのか、次回Introductionの提出に向けて、いつまでに何をするのか記して下さい

10. Bibliography 
必要文献を吟味した最新版を書式に留意して載せて下さい

 

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