Introductionを書く

4年生6月: Introductionを書きます

Thesis StatementとSkeletonが確定したら、Introductionつまり序論を書きます。
論文の中の序論は、筆者=自分がどういう議論をするのかを明らかにする場です
最初に準備した論旨を拡充したものだと考えて下さい
まずthemeとThesis Statementを冒頭に提示します
必要な言葉の定義をしておきます
研究対象となる事象を簡潔に紹介します
本論では取り扱わないけれども議論の背景として必要な情報があればここで示します
また、なぜこの議論をするのか、そのためにはどういう角度から、どういった研究方法を用いるかを明らかにします
先行研究は自らのthemeについてすでに何を論じているのか、そして自分の議論はそれらと異なるどのような独創性があるかを明らかにします
そして論文のthemeを再提示の上、Structure構成を説明します つまり、章立てを言葉で説明していきます
最後に「序論」の締めとして再度Thesis Statementを提示します
研究の目的を確認しておくのも良いでしょう
「序論」さえ読めば、この論文がどのようなものか読み手にわかるように書きます
実は、「序論」はおそらく執筆の最終段階できっちり固まるものです
ですから、まずは所信表明のつもりで書いてみましょう
文章を書き始めることで、考えが深まることはよくあります
草稿が練れてくると同時に「序論」も加筆修正していきます

Introduction Proposal 執筆要項

I.
1.Title
2.Thesis Statement
3.Skeleton

II. Introduction本文
以下の点をおさえつつ、論文の主旨を正確かつ簡潔に文章表現してください。
『岡田山論集』の優秀論文などぜひ参考にしてください。

①研究対象の概要を述べる
②研究の背景とともにthemeを述べる
③Thesis Statementを提示する
④必要に応じて、言葉の定義を提示し(本論の議論に含まれている場合はここでは不要)、研究方法を述べる(具体的作業工程ではなく方法論を説明する)。
その結果Thesis Statementが証明できることを言う
議論に必要な論拠を文献から引用して示す
⑤研究対象を簡潔に紹介する
⑥自論のthemeについて先行研究が何を論じているかをまとめ、自論の独創性を明らかにする。
⑦Themeを再提示し、議論の流れをSkeletonにそって述べる。
⑧再度Thesis Statementを確認し、そこから何が見えてくるか研究の目的を述べる。

III. 文献リスト
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